年齢を重ねてくるといろいろと体の機能が衰えてきます。50歳をいくつか越えてから逆流性食道炎を起こすことが多くなりました。
加齢とともに胃と食道のつなぎ目の筋肉が弱まる結果、袋とじのような機能も弱まるため、胃の中のものが食道へ逆流しやすくなります。
胃に消化されないものがある状態で激しい運動をすれば逆流は起きやすくなりますが、睡眠時に最も起きやすくなります。ましてや睡眠は避けることもできません。
そこで今回は睡眠時の対策にスポットをあてていきたいと思います。
逆流性食道炎を起こさない方法
胃の袋とじ機能を復活させることは困難だと思います。ではどうするか。
薬に頼らない2つの方法があります。
一つ目は単純な話しで、
要は寝るときに胃袋を空っぽにしていれば、逆流性食道炎はまず起きません。
まあそうは言っても、いつもそれを守ると言うのは難しいですよね。時には食べ過ぎたり飲みすぎたりしたい時もありますよね。
じゃあ、そのときどうするのか?
それが2つ目です。これもシンプルなんですが、
体を傾斜させて寝る方法
体を傾斜させて寝る方法もいくつか考えられます。
リクライニングベッド/電動ベッドを使用
リクライニングベッド/電動ベッドを使用する方法です。ちょうど良い傾斜にすれば、逆流は回避することができます。
安いものだと2~3万円くらいでありますが、場所や費用がかかります。
でもリクライニングベッドの某CMを見ているといつも欲しくなってしまいます(^^ゞ
テレビ枕を使用
テレビ枕を使用しても傾斜をつけることができます。
ちょうど以下と同じようなものを所持して実家に置いて使っています。
私の場合、写真とは天地を逆さまにして頭が置き安いようにしています。また腰の辺りにはふかふか枕を置きます。
枕や座布団を使って自作
必要な道具
- 枕または座布団等。固めが良いと思います。
- ホテルにあるようなふかふか枕
- バスタオル
- ミニ枕またはタオルなど

組み立て
頭を乗せる部分を作成
①の枕または座布団等を重ね、③のバスタオルを載せて高さを調整します。低ければバスタオルを追加し、高ければ減らして調整します。
背中を傾斜させる部分を作成
②のふかふか枕が斜めになるように、④のミニ枕を枕に立てかけて斜めに重ね、その上に②を置きます。
④は子供が小学生のときに家庭科の授業で作ったものです。あまり無いと思うので、タオルでも何でも良いので傾斜をつけることができ、かつ寝心地が良くなるような物で代用してください。
これで完成です。


この良さは、お金が掛からないことと寝心地が良いことです。
またホテルや旅館でも、予備の枕や座布団を使って簡単にできるので、いつもやっています。あまり気にせずに飲めます。飲みすぎには注意が必要なのは言うまでもありません。