約20年程前のことです。最初胸焼けだと思っていたのですが、胸焼けを起こすような状況では無いことの方が多かったのです。何かおかしいと感じ、調べました。
狭心症、それも血管攣縮性狭心症(異型狭心症)ではないかと思い当たりました。
異型狭心症は、血管の痙攣により冠動脈の血流が低下して生じるとされています。
なぜ異型狭心症と思ったのか?
異型狭心症と思った理由は以下のようなものです。
- 安静時に痛みが起きる。
- 痛みの感覚もネットで調べた異型狭心症の人と似ている。
- PET/CTで血管を検査しても、血管はどこも詰まっていない。
自己診断した後ですが、母親も異型狭心症とわかりました。30年間くらい何度病院に行ってもわからなかったそうです。1週間くらい検査入院してやっとわかったということでした。
ネットで見た人もまったく同じで、何十年とわからなかったそうです。検査入院でやっとわかったと。
私も心臓の専門病院に行っていろいろな検査を受けたのですが、わかりませんでした。
先生は、「症状が出ている時じゃないとわからない。検査入院して調べることもできるが、検査と言っても狭心症を起こさせる検査なのでリスクもある。今の症状だったらまだ様子を見たほうが良いのでは?」ということでした。
私もその意見に賛成し、今に至ります。
放散痛の症状と対処
今でも時折症状が発生します。心臓が直接痛いと言うことはなく、放散痛があらわれます。
狭心症は心臓の病気なので、痛むのは心臓だと思うのが普通だと思いますが、狭心症の症状は、むしろ胸よりも、左腕や左肩、みぞおち、あご、歯などに強い痛みを感じることがよくあります。こういった痛みは放散痛といいます。
by AEDガイド
私の症状は、少し締め付けられような不快感(胸焼けにも似ています)が、あごの下から食道あたりを通り、左のみぞおちまで行って終わります。時間は約10分~20分くらいでしょうか。

あるとき、放散痛が起き始めたときにちょうど喉が渇いていたので、偶然にも冷たい水を飲みました。
そうしたらすぐに「あれ?治った?あれれ???」ということを体験したんです。2年前くらいのことです。
そのとき以降、放散痛の症状が発生すると水を飲むようにしています。たいがい1、2回飲めば治まります。多いときでも4回でした。
今のところ必ず放散痛は治まっています。
まず病院に行くことが大事ですが、異型狭心症とわかっていて同じような放散痛が起こった場合は試してみてはいかがでしょうか。